
歯がしみる……知覚過敏が原因の可能性があります
歯の痛みに限らず、体中に出る「痛み」は気分的にもいやなものです。
痛ければそれだけでやる気が減退してしまい、集中力が切れてしまうこともあります。
強い痛みでは、十分な力を入れることが難しい場合すらあるでしょう。
できれば「痛み」はないに越したことがありません。
ところが痛みを感じることができなかったら、人間は今まで生き残ることはできなかったといわれます。
逆にいえば、痛みは生き残るために必要不可欠なもの、なのです。
ケガや病気をしたとき、放置はよくないという身体からのSOS信号が「痛み」だと考えてみましょう。
冷たい物を口に入れたときに歯がしみる。
歯みがきのときに歯が痛い。
痛みの仕組みと知覚過敏について、お話を進めていきましょう。
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目次
その症状、知覚過敏かもしれません
「歯がしみる」という表現があります
痛さをあらわす言葉なのですが、叩かれた痛みよりはキーンという鋭い痛みに近いといえるでしょう。
このようなとき、歯がキーンとしみる場合には知覚過敏の可能性があります。
- 冷たい食べ物が歯にしみる
- 熱い食べ物が歯にしみる
- 歯ブラシの毛先が触れると歯が痛い
- 歯石を除去した部分がしみる
- 深呼吸をしたときに歯がしみる
- 甘い物を食べると歯がしみる
知覚過敏を知ろう
知覚過敏とはなんだろう

歯の痛さにはさまざまな原因が考えられます。
虫歯や歯肉炎、歯周病なども進行をすれば大きな痛みが発生します。
しかし知覚過敏はそうした明らかな炎症などがないにも関わらず痛みが発生する状態です。
大きな違いとして、知覚過敏は何かしらのきっかけで一時的に痛みが起きます。
一般的には痛みが出ても徐々におさまり、短時間(1分程度)で消えることも特徴です。
●歯の構造
歯肉から出ている歯の部分は外側から
「エナメル質」:もっとも硬い部分、神経は通っていない
「象牙質」:少し柔らかく、神経に興奮を伝える部分
「歯髄」:血管や神経が細かく通っている部分
となっています。
歯肉の中の歯はエナメル質を持ちません。
エナメル質は痛みを感じず伝えることもできませんので、痛みの発生は象牙質から奥への刺激で起こります。
●エナメル質の摩耗
通常はエナメル質に刺激があっても神経には伝わりませんが、エナメル質が薄くなった状態では伝わることがあります。
エナメル質が食べ物などによって冷えて、その温度差が象牙質に伝わると痛みとして認識されてしまいます。
●歯ぐきの後退
年を重ねると歯ぐきは下がっていきます。
歯ぐきが下がるということは、象牙質がもっとも外側にある部分が露出することになります。
象牙質は痛みの刺激を神経に伝えるので、歯ぐきが後退すると知覚過敏になりやすいといえます。
●知覚過敏が進行すると……
知覚過敏は痛みが伴うだけではなく、歯みがきなどの大切なセルフケアを遠ざける原因にもなります。
歯みがきが痛ければ、歯みがきはさらにイヤなイベントにもなりかねません。
その結果、歯みがきが不十分となって虫歯や歯周病を起こすことにもつながってしまうのです。
知覚過敏は虫歯などで起きる痛みと同じく、痛みを感じる神経が興奮することで起こる痛みということがわかりました。
定期的な歯科の受診で正しい歯みがきの方法を身につけ、その歯みがきをしっかりと行える環境づくりから考えていきましょう。
そのためにも知覚過敏の予防や対策、治療が重要となってきます。
知覚過敏の原因

歯に起こる痛みの中でも、知覚過敏は象牙質から刺激が伝わっていく仕組みが多いと説明しました。
口の中では通常、象牙質の外側をエナメル質がガードしています。
つまり、エナメル質と象牙質の関係が知覚過敏の原因となっているケースが多いと考えることができます。
●力を入れ過ぎた歯みがき
正しい力の入れ方で歯みがきをすることは非常に大切です。
歯垢を綺麗に除去するためにも、適切な力のかけ方が必要となります。
しかし力を入れ過ぎてガシガシとみがいてしまえば、歯の表面がすり減ってしまうことがあります。
するとエナメル質が薄くなり、象牙質が刺激を受けやすい状態になってしまいます。
●歯ぎしり
「歯を食いしばる」歯ぎしりは非常に大きな力がかかり、歯がすり減る原因にもなります。
歯のエナメル質がすり減ってしまうと、それだけ象牙質への刺激が伝わりやすくなってしまいます。
●酸蝕歯(さんしょくし)
エナメル質は非常に頑丈で硬い部分ですが、酸にはあまり強くない性質があります。
私たちが口にするものは酸性のものが多く、口の中が長時間酸性に偏り過ぎると歯の表面が少しずつ溶け出してしまいます。
また歯垢(プラーク)の中ではバクテリアが酸を出して歯を少しずつ溶かしていきます。
●歯肉の後退
歯肉より上の見えている部分の歯は、象牙質の外側をエナメル質がカバーしています。
しかし歯肉の中の部分では、エナメル質のカバーがなく象牙質がむき出しになっています。
加齢や歯肉炎などの影響で、歯肉が後退、つまり下がってくることがあります。
すると象牙質がむき出しとなってしまうために、痛みが生じやすくなります。
●歯の破損
ケガなどでエナメル質が割れる、欠けるなどの破損を起こすと、象牙質が露出してしまいます。
痛みを伝える神経に刺激が伝わることで「痛み」が発生します。
知覚過敏は象牙質からの刺激によって起こることが多いので、いかに象牙質をむき出しにしないか、エナメル質のよい状態を保つか、そうした点が重要になってきます。
知覚過敏の治療

知覚過敏はご自宅でできる予防法や改善法のほか、歯科で行える治療法もあります。
ここでは知覚過敏の代表的な治療法について説明をしていきます。
●再石灰化を促進
エナメル質からはカルシウム成分が溶け出していますが、唾液からカルシウム成分を補っています。
唾液をしっかりと出し、エナメル質へ十分にカルシウム成分を補給することは、知覚過敏の改善につながります。
また、歯みがきでプラークを除去することは虫歯や歯肉炎予防にもつながり、知覚過敏を悪化させない役割もあります。
歯みがき剤にも再石灰化を促す製品がありますので、ご自身に適したものを使用しましょう。
●神経の興奮を抑える
神経の興奮には「イオン」が重要な役割を持っています。
細胞の外と中のイオンが移動することで、神経の興奮が伝わっていきます。
細胞の外側、つまり口の中にカリウムイオンを増やすことで神経の興奮を抑えることが期待できます。
カリウム配合の歯みがき剤も効果的というデータがあります。
●象牙質をカバーする
むき出しになってしまった象牙質に樹脂や薬剤などを塗布し、刺激を伝わりにくくします。
歯科で行う塗布は非常に効果が高く、即効性のある薬剤などを使用します。
●神経を除去する
痛みを伝える神経そのものを除去してしまう治療です。
知覚過敏をはじめ、すべての痛みの伝わりがなくなりますが、歯が脆くなったり歯の寿命が早まることが知られています。
抜いた神経をもとに戻すことはできませんので、歯科医へ十分に相談をしたうえで治療を進めるか決めましょう。
知覚過敏は初期の虫歯と同じ仕組みで痛みが発生しています。
歯の表面が虫歯によって溶かされている状態は、虫歯の進行にもつながっていきます。
定期的な歯科の受診で、正しい対処を心がけましょう。
知覚過敏を予防するには

健康な方でも年齢を重ねることで歯肉が下がることは普通で、知覚過敏を100%防ぐ方法はないといえます。
しかし知覚過敏の発生する仕組みを意識することで、予防につなげることができます。
●正しい歯みがき
力を入れ過ぎない正しい歯みがきが重要です。
適切な力で歯垢(プラーク)を除去することは、虫歯や歯周病予防だけではなく知覚過敏にも効果があります。
●歯みがき剤
歯の再石灰化を促す歯みがき剤や、知覚過敏の方に向いている歯みがき剤などが市販されています。
痛みを軽減する役割の歯みがき剤もあれば、歯の状態を知覚過敏が起こりにくくなるよう保つ歯みがき剤もあります。
ご自身に適した歯みがき剤を選びましょう。
何を使えばよいかわからない場合には、歯科医に相談する方法もおすすめです。
●虫歯予防
虫歯や歯周病の予防は、知覚過敏の予防につながります。
健康な口の中は歯の状態をキープするだけではなく、これから起こる知覚過敏や虫歯などを防ぎます。
歯みがきの方法が悪いと、虫歯や歯周病だけではなく知覚過敏も悪くなってしまう可能性があります。
定期的な歯科の受診によって、正しい歯みがきの指導を受け、痛みがすでに出ている場合には相談をしましょう。
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MEDICAL
一般歯科
むし歯や歯周病の予防や治療、入れ歯、義歯など歯に関する治療を行います。
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また毎日のセルフケア方法についてもお伝えしています。
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