
子どもの歯並びが気になる方も多いのではないでしょうか。
乳歯の歯並びが悪いと、永久歯の歯並びにも影響します。
しかし、永久歯が生える前に矯正を行うほうが良いかどうかは迷うことでしょう。
噛み合わせが悪い場合も矯正の対象となります。
そのうち治るかもしれないと思うかもしれませんが、口呼吸となることが多く、病気の誘因となる可能性があります。
子どもの歯並びや噛み合わせが気になるときには、歯科医に相談することをおすすめします。
ここでは、小児簡易矯正とはどのような治療か、メリットとデメリット、子どもの矯正器具、矯正の流れについて解説します。
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目次
歯科矯正につながる症状とは
歯科矯正につながる症状は次のとおりです。
⑨と⑩は直接的な症状ではありませんが、このようなことがある場合、歯並びに影響することが考えられます。
- 歯並びが悪い
- 出っ歯
- 受け口
- 八重歯
- 口を閉じても上下の前歯に隙間があく
- 歯の影響で口の形が変わってしまった
- 永久歯が内側に生えてきた
- 歯が斜めに生えている
- ぽかんと口をあけていることが多い
- 発音しづらい言葉がある
小児簡易矯正とは

小児簡易矯正は、永久歯に生え変わる前の時期からマウスピースなどを使用して歯科矯正を始めていく方法です。
子どもの歯は成長しているため、上顎と下顎の骨の調整がしやすい状態です。
そのため、顎の骨やその他の部位に影響を与えるようなケースでは、子どものときから矯正をしたほうが良いことがあります。
例えば、歯並びが悪い、噛み合わせが合っていない、受け口など様々なケースの矯正が可能です。
しかし、症状は個人差が大きく矯正時期、矯正器具の種類などは歯科医師との相談が必要です。
1. 歯並びや噛み合わせが悪いことによるリスク
歯並びが悪い、かみ合わせが合っていないなどのケースで問題となるのは、口呼吸です。
口で呼吸を行うと、病原菌やホコリなどが直接肺に入ってしまい、風邪を引きやすくなったり、喉粘膜を刺激してしまい体調が悪くなったりしやすい環境となります。
一方、鼻で呼吸をすると、鼻腔の粘膜や鼻毛が病原菌やホコリが身体に入ることを防ぐため、きれいな空気が取り込めます。
このように、歯並びや噛み合わせを矯正することによって呼吸方法を正しくでき、身体全体の健康を守ることに繋がります。

2. 学校での歯科検診で指摘を受けた場合
学校の歯科検診で歯並びについての指摘を受けた場合は、歯科受診をしましょう。
学校の歯科検診は目視によるスクリーニングで、「健康」「要観察」「要治療」と3段階に振り分けます。
「要治療」の場合は歯科受診をし、様々な検査を組み合わせて治療方針を決め、治療を行います。
その他、磨き残しのチェックや歯ブラシの指導を行います。
早めの対処をすることで、歯の治療期間が短くなり治療費が節約できることがあります。
何よりも子どもの歯の健康を守るためには、歯科医師の診察を受けることが重要です。
小児簡易矯正のメリット・デメリット
子どものうちから歯科矯正をするメリット

① 抜歯せずに矯正できる可能性がある
大人では永久歯が生え揃い、顎の発達も終了しています。
そのため、歯を移動するスペースの確保が難しくなり、抜歯する必要性も出てきます。
しかし、子どものうちから矯正を始めておくと、顎の成長を利用して矯正のスペースを確保できるケースが多くなります。
② 将来歯のトラブルを起こす可能性が低くなる
歯並びが悪いままだと磨きにくく、むし歯や歯周病の原因となる歯垢やプラークがたまりやすくなります。
矯正治療によって、歯磨きがしやすくなり歯を大切にする意識が高まります。
そのため、将来的に歯のトラブルを起こす可能性が低くなります。
③ 笑顔に自信が持てる
口もとが気になると笑顔に自信が持てず、顔の表情も暗くなりがちです。
特に思春期にさしかかると、自分の容姿が気になることも多くなります。
口もとを気にせずに笑顔でいられると心も明るくなります。
笑顔は、自分に自信を持つ第一歩といえるでしょう。
④ 正しい発音や正しい咀嚼ができる
歯並びや噛み合わせは、発音やものを噛むことに影響します。
矯正治療によって、嚙み合わせを治すことで正しい発音に導きます。
子どものうちから歯科矯正をするデメリット
① むし歯や歯肉炎のリスクがある
矯正器具をつけることによって、歯を磨きにくくなり、歯垢がたまることによってむし歯や歯肉炎を起こす可能性があります。
正しい歯磨き方法のアドバイスを受け、念入りに歯磨きを行うことが大切です。
② 治療期間が長くなる可能性がある
子どもの頃から矯正治療を始めると、症状によっては治療期間が長くなります。
治療開始時期やケースによって様々ですが、顎の成長が終了する15歳頃までは経過観察するために治療期間が長くなることが多いです。
子どもの矯正器具
小児簡易矯正に使用する主な矯正器具を紹介します。
症状によって選択する矯正器具が異なります。
1. 床矯正

床矯正は、凸凹した歯並びを矯正する装置です。
歯を支える歯槽骨(歯槽基底)を正しい位置に導き、歯を移動させてきれいにな歯並びに誘導します。
プラスチックのプレートになっており、スプリングやネジがついています。
歯にスプリング部分をはめ込んで使用します。
ネジ部分を回すと形状が変化し、調節できるようになっています。
床矯正は型を取ることできれば、3歳頃から治療を始めることが可能です。
2. マウスピース矯正

子どもの歯科矯正の1期治療で使用することが多い装置です。
顎の骨が柔らかい時期に使用し、出っ歯や受け口、噛み合わせが合わないケースなど、症状に合わせたマウスピースを選びます。
つけ外しが可能ですが、装着時間を守る必要があります。
3. T4K

T4Kは、「Trainer For Kids」の略で、口腔機能のトレーニングのためのマウスピースです。
口腔筋肉を訓練して、歯と顎の位置を整え、歯並びを正しい位置に導きます。
毎日11時間以上を目安にT4Kを装着します。
歯並びが改善されたら一旦終了となりますが、永久歯が生え揃う中学1年生頃まで装着すると良いとされています。
4. ムーシールド

ムーシールドは、下の前歯が上の前歯よりも出ている状態の受け口の治療に使用する装置です。
3歳頃から使用可能で、正常な顎骨の成長を促します。
ムーシールドを使用した矯正は、本来の顎の成長を利用して舌の位置や顎のバランスを整え、噛み合わせを正しい位置に導く矯正です。
眠っている間に装着し、治療期間の目安は1年です。
子どもの歯科矯正の流れ
1期治療(乳歯の永久歯が混在している時期)
子どもの歯科矯正には、1期治療と2期治療があります。
子どもの矯正治療は早ければ良いというわけではありません。
症状や年齢、永久歯の生え変わりの状態など、様々な理由で矯正を始めるタイミングが異なります。
また、症状に応じて矯正器具の選択も様々です。
ここでは、1期治療と2期治療について治療時期・期間、治療目的・内容、使用される矯正器具について説明します。
① 治療時期・期間
主に7〜9歳頃に開始し、治療期間は2〜4年ほどです。
② 治療目的・内容
多くの患者さんは、永久歯が生え揃った後にも矯正治療が必要となります。
1期治療では、顎の成長発育促進、悪い習慣の改善、主に永久歯に生え変わった前歯を整えることを行います。
③ 矯正器具
顎の骨のバランスを整えるため、床矯正器具やマウスピースなどを使用します。
1期治療で使用される矯正器具についてご紹介します。
【リンガルアーチ】
リンガルアーチは、歯が抜けた後に、隣の歯が抜けた箇所に寄ってこないように固定したり、歯を外側に移動したいときなどに使用します。
取り外しはできませんが、歯の裏側につけるため目立ちにくいです。
【筋機能療法】
筋機能療法として、舌の癖を治していくことを目的にプルオルソというマウスピース型の装置を使用します。
歯科矯正には、舌の位置も重要なことから、症状によって取り入れることがあります。
【ヘッドギア】
症状によっては、上の奥歯を後ろの方へ移動するためヘッドギアを使用することがあります。
【上顎前方牽引装置】
受け口の程度により、上顎の前方への成長を促すための上顎前方牽引装置を使用します。
2期治療(永久歯が生え揃った後)
① 治療時期・期間
早い場合でも小学校高学年以上からの開始となります。
一般的には、12〜14歳頃とされています。
治療期間には個人差がありますが、1〜3年ほどです。
② 治療目的・内容
大人の矯正と同じ流れで行います。
2期治療では、生えそろった永久歯を徐々に移動させて歯並びをきれいに整えます。
③ 矯正器具
大人と同様にマウスピースやブラケットを中心に使用します。
【ブラケット】
ワイヤーを通したブラケットを装着して歯を少しずつ移動させます。
外側に装着するブラケットや内側に装着するブラケットがあります。
外側のブラケットには、歯の色に近い白を基調としたものがあります。
【マウスピース】
2週間ほどの間隔で新しいマウスピースに取り替えて少しずつ歯を移動させる方法です。
ある程度整った歯並びであるケースでしか利用できません。
著者 Writer

- ミニッツ 太郎
- 資格:歯科医師
生年月日:○○○○年●月●日
趣味:サイクリング
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